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御定賃銭
(おさだめちんせん)
私用の旅人が伝馬(てんま)と人足を使用する際に支払う定価のことです。各宿場で隣の宿場までの距離や荷物の重さなどで細かく料金が決められていました。一頭の馬に載せられる荷物の重さは、公用(無料)では32貫目(120s)、御定賃銭(有料)では40貫目(150s)までと決められていました。隣の宿場へ行った伝馬人足は、自分の宿場へ戻る時は、仕事がありませんので、同じ方向に向かう旅人と相談して料金を決めることができました。これを相対(あいたい)賃銭といいます。