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旅人
江戸時代の旅人は、一日およそ十里(40km)を歩いたと言われます。日の出から日の入りまでの間、歩きづめに歩けば、歩けない距離ではありません。1時間あたり一里程度を歩く計算になります。どうしてこんなに歩くのかというと、旅にかかる費用の半分程度が宿代だからです。少しでも長く歩いて、泊まる日数を減らすことができれば、お金を節約できるのです。
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