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2207
酸性廃液流出事件
1968(昭和43)年、四日市海上保安部に赴任した
田尻宗昭
(たじりむねあき)氏は、密漁取り締まりを通じ、
公害
によって漁場を奪われた漁民の苦境を知りました。
翌年、四日市海上保安部は日本アエロジル株式会社四日市工場が塩酸を含んだ工場排水を四日市港へ放出されていたことや、また、石原産業株式会社四日市工場が廃硫酸を垂れ流していたことを「
港則法
」違反などで摘発しました。
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