四日市公害と環境未来館


患者の苦しみ 2212

重度のぜん息発作は、呼吸が困難になり生命の危機にさらされることがあります。発作は夜間に起こることが多く、発作のないときは健康な人と変わらない様子のため、病気への理解を得ることができない場合がありました。また、患者や家族は病気だけでなく、生活や学業にも支障があり、これらのことにも苦しみました。
患者の一人は、その症状を「ベッドに寝ておるうちは、まだ軽いほうで、もうすべり落ちて、もう苦しみ、のたうちまわる状態」と表現しました。