四日市公害と環境未来館


空気清浄病室 2213

ぜん息に対する根本的な治療法がなかった当時、アメリカでは空気清浄病室が症状の好転に効果があるとの報告があり、空気清浄病室の設置は「黒川調査団」の勧告にも反映されました。
1965(昭和40)年に空気清浄病室が塩浜病院に設置されると、重いぜん息症状の緩和や対症療法的な注射の減少などの効果がみられ、患者が「防空壕(ぼうくうごう)」と例えたように、患者の負担軽減につながっていきました。