四日市公害と環境未来館


高煙突化によるばい煙の拡散希釈 2608

黒川調査団」の勧告を踏まえ、企業は1965(昭和40)年頃から高煙突化を進め、ばい煙を拡散希釈させました。この結果、磯津(いそづ)などの局地的な高濃度汚染は著しく改善されましたが、他方で大気汚染の広域化をもたらしました。
しかし、高度経済成長のもと、コンビナート企業は生産能力を増強し、重油の使用量の増加とともに硫黄酸化物の排出量も増え続けたため、抜本的な低減対策が必要となりました。