四日市市立博物馆


伊势布之谜 3333

近江(おうみ)の八日市に拠点を置く保内商人(ほないしょうにん)が、八風(はっぷう)街道を通って交易した品物のなかに「伊勢(いせ)布」というものがあります。地名がついていますので、伊勢国のブランド品だったのでしょう。しかし、これがどのような素材で、どのような色や模様であったのかは不明です。ここでは、江戸時代の特産品となる松坂木綿をモデルに、その源流と想定して作りました。