四日市市立博物館


弥生人の衣服 3212

弥生人は、どんな服を着ていたのでしょう。穴が空いている布をかぶり、その穴から頭を出し、腰のあたりをひものようなものでしばる貫頭衣(かんとうい)と言われる服を着ていたと思われます。麻などの繊維(せんい)を使い、およそ30センチ幅の布を織ります。その布を2枚並べ、頭が出る部分を残してつなぎ合わせた形の服だったと考えられます。冬の寒い時期には、イノシシやシカなどの毛皮を防寒着として着用していたと考えられます。