中世の畑作物
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鎌倉時代や室町時代の日本列島で、どんな野菜や果物が作られていたのでしょう。「倭名類聚抄(わみょうるいじゅうしょう)」という平安時代の事典には、キュウリやネギ、カブ、モモ、クリ、イチゴなどたくさんの品名が記されており、現代も食べられているものが多く含まれています。四日市で何が栽培され、食べられていたかをはっきり示す資料はありませんが、年貢として納められた物のなかに、山芋や薦(こも)や絹がありました。山芋はもちろん薦はイグサ、絹は桑の栽培があったことを推測させます。
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