四日市市立博物館


曲物(まげもの)と結物(ゆいもの) 3351

曲物とは、薄くした木材(杉や檜(ひのき)など)を曲げて円筒状にして、端を樺(かば)や桜の樹皮などでつなぎ留めた道具です。古代から使われていたましたが、最近はあまり目にすることがなくなりました。結物は、板を並べて円筒状にして、竹などのタガで締めた道具です。室町時代に広まり、曲物にとって代わりました。現在でも樽(たる)や桶(おけ)などとして使われますが、それでも金属製や樹脂製に、とって代わられたといえるでしょう。