四日市市立博物館


弥生人の仕事 3236

弥生人に「仕事」という考えはあったのでしょうか。たぶん、生きてゆくために必要なことをしていたと考える方が自然のようです。基本は、農耕をし、狩猟や漁、採集で生きていた弥生人。この時代には、ある種類の「ものづくり」を得意とする村もあらわれます。生活をよりよくするための変化だと思われます。実は、この久留倍(くるべ)の村も、濠(ほり)や水路から、たくさんの木製品や未完成の木製品が出土しています。木製品を中心とした「ものづくり」にも力を入れていたのかもしれません。