四日市市立博物館


海産物の店 3320

この店は、市の日以外も営業しています。市が発展し、常設の店が現れ始めた頃を想定しています。屋根や壁は製材された規格品の板を使い、正面の窓や出入り口には網代(あじろ)の戸を付けています。土壁に比べて保温性は低いですが、通気性は優れています。店の前に脚付の棚を置いて商品を並べて見せています。見世棚(みせだな)と呼び、現代のショーウィンドウに当たるものです。見世棚は店(みせ、たな)の語源といわれています。この店では、魚などの海産物を売っています。