四日市市立博物館


飯櫃(めしびつ) 3354

飯櫃は、釡(かま)で炊いたご飯を移したもので、後で皆に取り分けていました。いいびつとも言い、いびつの語源になったといわれます。形が楕(だ)円形すなわち不完全な円形であるところに由来しているようです。木製ですから使い始めは、木肌から出る香がご飯に移りやすくなります。その対策に苦労したことでしょう。