日永の追分
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東海道と参宮道の分かれ道で、江戸時代後期に伊勢(いせ)神宮を遥拝(ようはい)するための鳥居が建てられました。立場もあり、東海道をゆく旅人と参宮の旅人が行き交うにぎやかな場所でした。歌川広重の浮世絵には旅人にまじって犬の姿が描かれています。おさんと名付けられた犬は阿波(あわ)国徳島から参宮をしたという、少しばかり有名な犬なのです。『東海道中膝栗毛』には弥次郎兵衛が追分まんじゅうの食べくらべをするエピソードがあります。
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