市場の仕組み②
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市で店を開く際、市座すなわち販売座席を確保しなければなりません。そのためには、主催者や領主に市場銭(いちばせん)とよばれるものを納めなければなりません。市座の確保は、既得権になりやすく新規加入をめぐる争いも起こり得ます。この弊害を破ったのが楽市です。織田信長の楽市令や十楽(じゅうらく)の津と呼ばれた桑名が有名ですが、四日市が楽市であったかはわかりません。また、市には貨幣との交換比率格が示され、これを和市とよびました。おそらく四日市でも示されたことでしょう。
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