四日市市立博物館


折敷(おしき)と三方(さんぽう) 3353

折敷は、食事に使うお盆と同じように、料理を盛り付けた器を載せます。これを載せて高くしたのが三方(さんぽう)です。折敷の下の四面の内、三面に穴があいていることから名付けられたともわれています。高くするとそこに載せられたものが、どのように見えるでしょうか。三方を使う時は、神にささげるなどおごそかな場面が普通です。つまり、載せられたことによって、そこにある物は、一瞬にして貴い物になるのです。