井戸、畑
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四日市市内の発掘調査で、まれに井戸が見つかることがあります。現在確認されているのは、6箇所で、そのなかには、中世の城館の様子を伝える保々西城や市場城、さらには久留倍(くるべ)遺跡も含まれます。大きな曲物の管の底に石を敷き詰めたものです。この展示物のような四角い井戸枠や跳ね釣瓶(はねつるべ)は、まだ発見されていませんが、将来掘り出される可能性は充分あります。一方、畑跡はまだ発掘されていません。実は水田跡も見つかっていません。これらが存在したであろうことは、鍬(くわ)などの道具の存在で推定されますが、その規模を示すものは何もないのが現状です。畑の表記については当時、「畠」と記すことが多く、「畑」は新しいようです。
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