四日市市立博物館


弥生人と稲作社会の変化 3237

弥生人の四季のくらしは、稲作のサイクルを中心に、組み立てられていたと想像できます。稲作に関係する儀礼や祭りも、大変重要なものだったことでしょう。また、道具の発達、とりわけ鉄製の農具の普及によって、新しい土地を田や畑として切り拓く開墾(かいこん)も盛んになったと考えられます。鉄製農具の普及によって開墾が進み、集落が急増します。この「鉄」の豊かさを持つ村とそうでない村には差ができ、大きな村の出現、ひいてはクニの出現につながります。